「債務整理で借金減額ってどういうこと?-過払い金の発生」の続きになります。

前のページでは、利息の利率によっては、支払う必要のなかった利息が発生し、
その利息は取り返すことができる、これが過払い金返還請求だ、とお話しました。

このページでは、この過払い利息が債務整理の「借金減額」に繋がる
理屈をお話しようと思います。

過払い利息は借金の元本に充当できる

さて、利息の払い過ぎは取り戻すことができるわけですが、
この過払い分利息は、元本に充当ができるのです。

例えば、100万円借りて利率が、3割、
年で30万円の利息が発生するとしましょう。

しかし合法な利率は年18%が上限。
となれば、12%分はグレーゾーンの範囲となりますよね?
取り返すことができます、過払い金として。

取り返すことができますが、せっかくなら借金を減らしたい。
だって、借金が減らない限り、18万円は利息として取られるのです。
だったら、少しでも借金を減らして、利息の支払いを減らしたい、
何よりも借金を早く無くしたい。
そう考える人は多いと思うのです。

で、実際に過払い利息を利用して、そういうことができます。
過払いの12万円は、借金元本の100万円に充当して、
88万円に減らすことができるのです。

借金減額のメカニズム

これが、借金の減額です。
任意整理や、特定調停などは、この方法を利用して借金を減額します。

借金の減額が大きい債務者とは

お気づきの方もいるかもしれませんが、
グレーゾーン金利で長く返済続けてきた方ほど、過払い利息は溜まっています。
ということは、任意整理を実行した際は、借金の減額が大きいことになります。

場合によっては、元本を飛び越えておつりがくる
くらいになることもあります・

借金減額が大きくなる理由

逆にいえば、過払い利息があまり溜まっていない人は、
あまり大きな減額は見込めないことになります。

任意整理などで人によって減額度が異なるのは、
これが大きな理由になります。

債務整理の借金減額は、お金を取り戻すというよりも、
(実質的には同じことですが)借金をできるだけ減額して、残債を減らしていく、
という観点で整理していくのですね。

任意整理については、リンク先にもっと詳しく書いていますので、
興味がおありの方は、どうぞお進みください。