過払い金とは
2007年の春ごろから、ニュースでも聞くようになりました「過払い金」。
消費者金融は軒並み赤字計上ですが、その大きな要因は過払い金返還請求の引当金を 計上したからです。
では、大手消費者金融の経営をも圧迫する「過払い金」とはなんでしょうか?
読んで字の如く、過剰に払ったお金のことです。
債務整理を実行すると、支払う必要のない利息が出てきますが、この支払う必要のない利息が「過払い金」です。
過払い金返還請求とは?
この過払い金を債務の元本に充当していくと、借金自体が減っていきます
(借金減額の秘密はこちらで詳しくお話しています)。
この過払い金が大きな額になってくると、元本割れ、すなわち、借金をして法的に支払うべき額を超える場合が出てきます。
例えば、100万円借りて3年間で、利息(利息制限法利率)と合わせて145万円返済すれば十分の場合、実際には175万円返済していたとします。利息がちょっと高かったようです。
で、30万円余計に支払っていますよね?
この30万円が「過払い金」であり、この30万円を返してもらうことを「過払い金返還」となります。
さらに、このお金を返してもらう権利を「過払い金返還請求権」となります。
過払い金返還請求権
この権利の根拠は、「不当利得返還請求権」と言いますが、黙ってても返ってくるわけではありません。
あくまで権利でありますから、行使しないと返してもらえません。
「返してくれ」と声を上げない限り、返ってきません。
この場合の「不当利得返還請求権」、根拠は以前は民法703条の不当利得とされてきましたが、今は民法704条の不当利得であると解釈するのが通説です。
何をいいたいかと言うと、過払い金は、全額しかも利息年5%をつけて返還、ということになります(703条の不当利得返還は、利息は付かないし、残っている分だけ返還すればよし、というものです)。
どの程度の期間返済していれば過払い金が発生するかといえば、一概には言えませんが、消費者金融なら5年以上返済を続けていれば過払い金発生の可能性が高いと言われています。

